planar port

挨拶

 ホームページを作成しました。日記のような文章を載せたり、制作物をまとめたりする予定です。



 ほとんど同じデザインのサイトを2020年の11月から2022年の12月まで動かしていたが、そちらはサーバーの更新料の払い忘れという情けない理由から停止していた。すぐに支払いを再開すれば復旧させられたのだが、いろいろ忙しくなる時期と重なったこともあり、ずっと後回しになっていた。言い換えれば、最近は少し生活が落ち着いたように思える。
 サイトの改修にあたって過去の文章をいくつか読み返していると、2021年の末の日記が目に留まった。「どうぶつの森」と「瓶詰地獄」と「リグレットメッセージ」を通して、投瓶通信に思いを馳せた内容である。

 手紙は必ず宛先に届く、と言ってみたときに気がつくのは、手紙の最初の受け取り手が自分自身であるということだ。メモ書きや備忘録ではない、見知らぬ誰かに宛てた言葉だからこそ、見知らぬ自分のもとに還ってくる。地獄も、悲劇も、自分の言葉のなかに見つけることで対象化され、一定の距離が生まれる。そしてそのあとに、本来の意味での見知らぬ誰かが——たとえ順序を取り違えられ、無関心のうちに捨てられ、齟齬のなかで読み違えられるような可能性ばかりだったとしても——矛先を持たない言葉を、手のひらから受け止めてくれるかもしれないという、微かな希望が残る。


 ことの始めに語る言葉が多くの場合あとあと自分を苦しめることは承知しているけれど、私が多少の対価を支払いながらもインターネットのなかに自分の領域を作り、そこへ文章を置くことに拘っている理由は、今も変わっていない。手紙を詰めた瓶を放るのにうってつけの場所を新たな名前に冠していることに気づいたのは、改修も終わりに差し掛かったころだった。ただ淡々と繰り返し、蓄積することに意味があると信じている。それが自分にはいちばん難しいことだから、ずっと夢を見ているのかもしれない。

20250205 告知